雷電疾風録

東の国は眠らない

⚠️ネタバレあり⚠️無職転生 感想

アニメ→コミック→Web版→蛇足編(アイシャ編含む)の流れで無職転生を完読したんだけど、めっちゃ面白かったな…。本編の最期と蛇足編の最後が寂しい*1のでなんかテンション低めだけど、ここまでのめり込んで読んだのは初めてかもしれない。

最後まで読めば間違いなく名作なんだけど、無職転生ってタイトルと生々しいエロ描写のせいで大分ふるいにかけられてる感じがして勿体ない。序盤のキモさがあるからこそ、中盤の家族を守る為にヒトガミと死闘を繰り広げる精神的に成長して父親になったルーデウスが際立つんだけど、そこまで読まないとただただキモイだけだしな。

この作品が他の作品と一番違う所は主人公が転生してから寿命で死ぬまで描写されてるので、ルーデウス・グレイラットと言う人物の生涯を追える所だと思う。他の作品だとナナホシみたいに元の世界に帰って作品が終わるか、全盛期に終わるのが大半だと思うので、子供の自立とか老いないと書けない部分の描写があって新鮮だったな。

それと、ヒトガミを寿命の関係で倒せずに終わったのもなろう作品らしくない。俺TUEEEEだと若返りの魔法で若返ったり、次元の割れ目とか簡単に作ってヒトガミのいる空間に行って倒しそうだけど、無職転生はそう言うのはないので、どれだけ天才でも人の域からは抜け出せずに終わり、子供とオルステッド達が遺志を継いでヒトガミを倒すのが熱い。

無職転生後の話もそのうち書くんだろうけど、ラプラスとペルギウスの戦いが楽しみ。

 

*1:正しい表現じゃない気もするけど自分の語彙力だと表現出来ないので勘弁

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